【使用感】リアルメソッドの偏光グラス【インプレ】
目次
リアルメソッドの偏光グラスを購入
5月に、以前使用していたサングラスの傷が目立ち始めたので、買い替えようと偏光グラスの性能について調べました。
このときはダイワとシマノの偏光グラスの中から、低価格帯のものをピックアップして比較しました。
その後も他のメーカーのものも含めてリサーチした結果、最終的に「釣具のポイント」を運営している「タカミヤ」のオリジナルブランドである「リアルメソッド」の偏光グラスを購入しました。
リアルメソッドとは?
「釣具のポイント」を運営する「タカミヤ」は、いくつかのオリジナルブランドの製品を展開しており、リアルメソッドもその一つ。
ロッドやリールから小物に至るまで、さまざまな釣り用品を販売しており、価格もリーズナブルなものが多く、以前から気になっていました。
「釣具のポイント」の店舗を利用する機会があまりないので、オリジナルブランドの製品もこれまで縁がありませんでしたが、今回は通販サイトのポイントの関係でかなり安く手に入り、性能も悪くなさそうだったので、購入に至りました。
スペック
今回購入したのは、「偏光グラスオーバル型 JA-0019グリーン/シルバーミラー」というタイプ。
基本スペックは、
- レンズの素材:トリアセテート
- 偏光度:90.0%以上
- 可視光線透過率:10%
- 紫外線透過率:1.0%以下
3980円が事実上の定価となっているようで、通販サイトでもこの価格で販売されていますが、これを実質2000円台で購入できました。
レンズの素材は、偏光グラスの素材の中では最も安価な「トリアセテート」と呼ばれる素材で、この素材は偏光度が高いと、視界に「ひずみ」が生じて目が疲れやすくなるようです。
基本的には船釣りでの使用を想定しているので、そこまで水中が良く見える必要もなく、偏光度は90%と低めのものをチョイス。
可視光線透過率は、これからの真夏の暑い時期に使うことを考えて、かなり視界が暗くなる10%。
紫外線透過率は、ダイワやシマノの製品が全て0.1%以下なのに対し、この製品は1%以下と、やや性能が劣ります。
ただ、多くて月に1度の釣行で、帽子も併用するのでそこまで影響もないかと思い、価格も踏まえてこれは妥協しました。
使用した感想
5月に購入し、7月の釣行で、1回は豪雨、もう1回は晴天のタチウオジギングで使用しました。
目の疲労
1日着用しても特に疲労を感じることもなく、晴天時の釣行では偏光グラスなしでの釣りに比べるとかなり目の疲労は少なかったと思います。
安価な素材であるトリアセテートの偏光グラスですが、視界の歪みも全く気にならないレベルです。
視界
可視光線透過率10%というスペックから、曇天や雨の日に使うには暗すぎると思いきや、豪雨の日に着用しても特に問題ありませんでした。
もちろん、晴天の日にも視界はしっかりと暗くなり、外すと眩しくて目が開けていられない程のギャップがありました。
事前のリサーチでは、曇天や雨天で使うには可視光線透過率が15%~30%程度が良いとのことでしたが、個人的には10%でも問題なく使える印象です。
ただ、車の運転の際に着用すると、昼間でも少し見えづらく感じました。
運転時にも併用するなら、もう少し可視光線透過率が高めのものが良さそうです。
マスクとの相性
コロナ禍のため、釣りでもマスクを着用する場面が増えています。
密にならず声もあまり発さない船上では任意のところが多いようですが、過去に船長が船上でも着用を呼びかけている船宿も経験しました。
筆者はコロナ禍以前から花粉症などの理由で1年の半分はマスクをして過ごしていたので、特にマスクに抵抗がなく、船上でも基本的にマスクを着用しています。
晴天の日は特に問題ありませんでしたが、豪雨の釣行では湿度が高かったからか、マスクをしていると偏光グラスが曇りがちでした。
これは偏光グラスの性能というよりは、フレームの形状の問題で、横からの光の進入が少ない分、マスクから漏れた呼気が逃げずにレンズに結露を作ってしまうようで、冬場にマスクをすると眼鏡が曇るのと同じ状況でした。
船上でマスクを着用するかは気候も踏まえた上で船長や個人の判断によると思いますが、マスクと併せて着用する場合、にはフレームの形状には要注意ですね。
定価でなければ「買い」?
使用してみた感想としては、2000円台であれば満足のいくレベルだと思います。
ただ、定価の3980円であれば、同じ価格帯で偏光度や紫外線透過率、素材の面で優れた製品がダイワやシマノから販売されています。
3500円程度で購入できるダイワの偏光グラスは、素材がトリアセテートながら偏光度99%で紫外線透過率は0.1%以下です。