【釣行記】フィッシングパークTOI(2021.6.23 静岡県伊豆市土肥温泉)
目次
伊豆で手軽な釣り体験
先日、伊豆に行く機会があり、短時間ですが海上釣り堀で釣りをすることができました。
フィッシングパークTOIとは
今回訪問したのは、伊豆半島西部の伊豆市土肥地区にある「フィッシングパークTOI」。
漁協が運営している施設で、入江に設置されたイケスで釣りが楽しめる海上釣り堀です。
料金は人数に関係なく「竿1本につき3時間1100円」となっており、竿を出す本数分の料金を支払えば良いとのこと。
料金には貸竿、仕掛け、ペレット状の撒き餌、付餌の冷凍オキアミが含まれており、持ち込んだ竿や仕掛けの使用も可能です。
この料金とは別に、イケスの中の魚を釣ると、魚種別に料金がかかり、リリースは禁止となっています。
ただし、イケスの外側の海での釣りも認められており、外側で釣れたものは無料で持ち帰ることができるほか、リリースも可能です。
当日の釣り模様
当日は10時ごろに現地に着くと、平日ということもあってか、イケスの上に人影がありません。
釣り堀の利用者は無料で駐車できる駐車場に車を停め、受付の方向を示す案内に沿って進むと、可愛い猫と漁協の方が迎えてくれました。
料金を支払い、竿や餌、バケツを受け取り、桟橋を渡ってイケスに向かいます。
イケスは2つあり、陸側のイケスはアジが、奥のイケスはタイがメインの魚となっていますが、他の魚もわずかながら泳いでいるのが見えます。
受付の看板には、魚種別の料金が掲示してあり、アジ1尾250円、タイ1尾2000円のほかに、シマアジ1尾2500円、メジナ1尾1200円といった表示がありました。
手始めにアジのイケスに餌を撒いてみると、アジが我先にと群がり水面近くで争うように餌を食べています。
簡単に釣れそうですが、レンタルした竿の仕掛けにオキアミを丸ごとセットし、投入してみると、オキアミが大きすぎるのか簡単に餌を盗られてしまいます。
そこで、オキアミを針先が隠れる程度の大きさにちぎり、撒き餌とともに投入すると、今度はしっかりヒット。
写真を撮り忘れてしまいましたが、サイズは20cm前後、体色がいわゆる「金アジ」系のアジが立て続けに2尾釣れました。
やり続ければいくらでも釣れそうですが、釣れば釣るほどお金がかかるので、お金のかからないイケスの外を覗いてみることにしました。
イケスの周りには、エサが豊富だからか魚が大量についているようで、オヤビッチャ、カゴカキダイ、ハコフグのようなエサ取りから、大小さまざまなメジナ、60cmはありそうなクロダイまで、魚が群れています。
撒き餌を撒くと、エサ取り軍団やメジナがイケスのアジと同じように餌を食べに集まってくるので、オキアミを投入してみます。
しかし、食いついて来るのはエサ取りばかりで、メジナは撒き餌をパクパク食べているものの、オキアミは完全にスルー。
スレてしまっているのか、オキアミや貸し竿の針は完全に見切られているようです。
しばらく遊んでいると、カゴガキダイやネンブツダイがポツポツと釣れ、それはそれで楽しめましたが、持ち帰りたくなるような魚はヒットしませんでした。
メジナも、撒き餌は食べていたので、アミコマセとサビキがあれば、もしかすると釣れるチャンスがあったのではないか、という気もしました。
その後、タイのイケスを覗いてみると、大量のタイの中に数匹ですがシマアジの姿が見えます。
タイは30〜40cmほどのサイズがメイン。
一方シマアジは40cmほど、しかも2500円とシマアジとしてはお買い得な価格なので、タイを避けてシマアジを狙ってみることにしました。
試しに餌を撒くと、アジと同じく大量のタイが争って食べに来ますが、シマアジはそこに割って入ってくる様子はありません。
そこで、撒き餌でタイを集めつつ、離れたところに仕掛けを入れてシマアジを狙ってみます。
オキアミを入れると、シマアジが興味を持ったのか近づいてきます…が、気が付いたタイがシマアジが食いつく前に横からオキアミにアタックしてきます。
結局、タイを釣らずにシマアジを釣ることは難しいと判断し、断念。
最後に、夕食に必要な量を考えてアジを1尾だけ追加し、終了としました。
手軽な釣り体験、ファミリーや初心者におすすめ
フィッシングパークTOIは、手ぶらで訪れても簡単に魚を釣って楽しむことができるスポットでした。
使用する竿の本数とイケス内で釣った魚の数に応じた料金なので、リーズナブルな料金で釣りを楽しむことができ、ファミリーなどのグループにもおすすめです。
貸し竿だとアジでもそこそこの引きを楽しむことができたので、タイだとかなり満足感があるのではないかと想像します。
受付では氷(100円)や発泡スチロール(400円~500円)の販売も行われており、釣った魚は受付の方が血抜きをして絞めてくださるので、新鮮なまま持ち帰ることができます。
また、平日のみですが釣った魚を料理して食べられる飲食店の紹介も行っているそうです。
イケスの魚はあまりにも簡単に釣れてしまうので、本格的な釣り好きには物足りないかのしれませんが、そうした方々はイケスの外のスレた大物を狙うというのも良いかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。