【釣行記】冬のイシモチ船釣行記(2021.12.19 金沢八景 新健丸)

冬の東京湾名物、イシモチ船へ

今回の釣行は、冬の東京湾で人気の釣り物であるイシモチ船に乗船してきました。

当日の予報

日の出:6時44分 日没:16時31分

満潮:5時44分 16時15分

干潮:10時50 23時22分

潮回り:大潮

天候:晴れ 風:北東2m→西7m

波:0.2m(八景沖)

船釣り初挑戦の友人とともに

いつも釣行を共にする友人Mと次の釣り物を物色していたところ、共通の友人である友人Tが「船釣りをやってみたい」とのこと。

友人Tは防波堤からのサビキ釣り程度なら経験はあるものの、船釣りは初めて。

そこで、数が釣れて引きも楽しめ、タナ取りも難しくないイシモチ船を選びました。

今回は、4月に乗船した金沢八景の新健丸に乗船。

emowest.xsrv.jp

前回釣行はトップが10尾というイシモチとしては「激渋」な日に当たってしまいましたが、最近の釣果はトップが30尾前後の日が続いており、リベンジを期しての釣行です。

【釣行記】イシモチ釣行記(2021.4.24 金沢八景 新健丸)

2021年4月24日、金沢八景・新健丸のイシモチ船に乗船した際の釣行記です。

Googleの口コミでも高評価を得ているとおり、船長はじめ船宿のみなさんが親切で、船釣りが初めての友人も安心して連れて行くことができます。

当日は始発電車で都内から来た友人Tを金沢八景で拾ってから向かったため、船宿には6時50分ごろ到着。

他のお客さんは皆受付を済ませて乗船済みだったので、我々も受付を済ませると若船長の案内ですぐに乗船し、準備に取り掛かります。

この日は日曜日でしたが、片舷6名程度とかなり間隔に余裕があります。

新健丸は、一之瀬丸など平潟湾の奥の船宿が出払ってから出船するので、釣り人が揃っても7時30分までは出船しません。

そのため、我々も友人Tの仕掛けを用意し、釣り方をレクチャーしつつも、余裕を持って準備できました。

当日の釣り模様

幸先良いスタート

定刻の7時30分に桟橋を離れると、船長から「横須賀沖まで15分ぐらい走ります」とのアナウンス。

続いて、「ポイントの水深は27〜28m、イソメはチョン掛けで2匹ずつ付けてください」といった案内がありました。

この日は最低気温が0度、最高気温も10度の今シーズン一番の冷え込みとの予報でしたが、雲ひとつない快晴で風も弱く、さほど寒さは感じません。

東京湾から眺める富士山
雲一つない快晴。富士山もきれいに見えています。

7時45分ごろにポイントに到着し、釣りをスタート。

底を取り、オモリが船の揺れで底を叩く位置をキープして待つと、程なくしてイシモチ独特のアタリがありますが、食い込みません。

4月の悪夢が頭をよぎりますが、前回の反省を生かし、アタリがあったら竿先を少し下げるようにして道糸を送り込むと、竿先がググッと引き込まれます。

東京湾・新健丸のイシモチ
開始早々にまずは1尾

周囲でもイシモチが取り込まれており、前回よりも活性は良さそうで、胸を撫で下ろします。

初挑戦の友人Tは、アタリはあるもののなかなか食い込まない様子でしたが、それでも1時間ほどで待望の1尾目をキャッチ。

船長も操舵室から顔を出し、「釣れてよかったね〜」と笑顔で一言。

どうやらこれでボウズが消滅したようです。

筆者の方は、ポツポツと釣れてくる感じで1時間ほどで5尾をキャッチ。

この日はカサゴも多く、25cmの大型もゲット。

東京湾・新健丸の良型カサゴ
このサイズになると引きもなかなか強烈です。

カサゴは同じサイズのイシモチよりもかなり引きが強くて楽しいですね。

その後も入れ食いのような派手さはないものの、ときどき船内各所でパタパタっと連続して釣れるタイミングがあり、数を伸ばしていきます。

東京湾・新健丸の尺イシモチ
10時50分の干潮直前には、この日最大の30cmの良型イシモチがヒット。

潮止まりの沈黙、後半の復調

ところが、干潮を迎えると潮が緩み、アタリもパタリとなくなってしまいました。

30分ほどの続いた長い流しは周囲も含めてほとんどヒットせず、アタリもなく、竿を片手に少しウトウトしてしまうほど…

11時半を過ぎたころにようやく久しぶりのアタリがあり、浮上したのは…

東京湾・新健丸のイシモチ船で釣れたアジ
嬉しいゲストです。

25cmほどの良型のアジでした。

思い返してみると、東京湾のアジを手にしたのはちょうど1年ぶりです。

この頃から風が東風から西風に変わって強く吹き始め、波もやや高くなって釣りにくくなってきました。

ただ、アタリのほうは先ほどまでよりも増え、飽きない程度にイシモチやカサゴが釣れてきます。

とは言っても待っているだけではアタリが出ず、周囲のベテランらしき方々はオモリが底に着くか着かないかの状態で道糸を張り、小刻みにしゃくる誘いを繰り返しています。

これに倣ってシャクリを入れてみると、シャクリを止めたタイミングでアタリが出ることが増えました。

食いが悪くなる時間になると、工夫しなければアタリが出ないようで、イシモチも奥が深いですね。

後半にも20cmほどのカサゴが混じりつつイシモチ数尾を追加し、最終的にイシモチ19尾、カサゴ5尾、アジが1尾で沖上がりとなりました。

初心者でもツ抜けのまったりイシモチ

今回はトップが38尾と、イシモチとしてはまずまずの活性の日に当たり、イシモチ本来の数釣りを楽しめました。

サイズの方も20~25cm程度の中型がメインで、20cm以下はほとんど見なかった印象です。

また、船釣り初挑戦の友人Tも、11尾でスソながらツ抜けを達成し、十分楽しめたようです。

船釣り初心者にはLTアジがお勧めされることも多いですが、コマセで手が汚れるという難点や、タナをしっかりとってコマセを撒き続ける必要がある、天秤を使うので取り込みがやや難しい、という難しさもあります。

一方イシモチはコマセを使わないのであまり手が汚れず、オモリで底がわかればタナ取りは難しくなく、頻繁にコマセを詰め替えて投入するような手間もなく、LTアジよりも初心者向きな気がします。

唯一の難点は、エサがイソメなので触れない、イソメがヌルヌルして動くので餌付けがやや難しいという点だと思いますが、触りたくない人向けなのか、新健丸ではゴム手袋が用意されていました。

まだまだシーズン序盤のイシモチは、寒くなるこれからがハイシーズン。

水温が下がって釣りにくくなる魚が多い時期にこれだけ手軽に楽しめるイシモチは、貴重な釣り物ですね。

この日の釣果

イシモチ 19尾

カサゴ 5尾(1尾リリース)

アジ 1尾

クラカケトラギス 1尾

東京湾・新健丸のイシモチ船での釣果

タックル

ロッド:シマノ ライトゲームBB TYPE73MH195

リール:シマノ バルケッタBB 301HGDH

道糸:シマノ タナトル4 2.0号 150m

最後までお読みいただき、ありがとうございました。