ウィリー五目&アマダイ五目釣行記(2021.2.9 腰越港 政美丸)

極寒の初釣りへ

2021年の初釣行は、昨年12月にもお世話になった腰越港・政美丸のLTウィリー五目&アマダイ五目。

この釣り物は、前半にコマセを用いてイシダイ、イナダなどを狙い、後半にオキアミでアマダイを狙う、筆者のようないろいろな魚を釣りたいタイプの釣り人にはおいしい釣り物です。

腰越港は駐車場料金500円。駐車場に入場後左手に進むとすぐに政美丸の受付(車の前に設置されたテーブル)があります。

ここに一旦車を停め、料金を支払い、餌やレンタルタックル、ライフジャケット等を受け取ります。政美丸は、紛失や破損がなければ、タックルやビシ、オモリ等のレンタルが無料なのが嬉しい。

サニーカゴFL
レンタルのビシカゴはFLカゴとオモリが分離したタイプ。オモリは船宿指定の60号、80号ともにレンタルがある。

今回は天秤、60号のサニービシFLとオモリ60号を持参しましたが、今日は80号を使用するとのことで、天秤とカゴと80号のオモリを乗船後にレンタルしました。

受付近くの公衆トイレを済ませてから車で突き当たりの駐車スペースへ。ここのトイレには綺麗に清掃してあり、トイレットペーパーもセットしてありました。

車から荷物を下ろし、防波堤を歩いて政美丸を探します。船の前で氷(バラ氷)をクーラーに詰めて乗船。冬は問題ないものの、夏場は固まりの氷を持参した方がいい気もします…(夏は固まり氷が配布されるのか?)

釣り座は早いもの勝ち。今回は筆者と同じような釣り経験の友人Mと2名の釣行。右舷には2名分の空きがなかったので、左舷の胴の間に2名並んで釣り座を確保しました。

当日は晴天ながら最低気温1度の真冬の寒さ。風向きの関係でこの日は左舷が常に北西を向いて釣りをする形となり、日が高くなるまで寒さに震えることになりました。

2021年2月9日の潮回り
この日の 潮は中潮で9時46分に干潮を迎える。

10名ほどの釣り人を乗せ、定刻より少し早い6時15分に出港。

江の島と富士山
天候は快晴。富士山がきれいに見える

当日の釣り模様

まずはマダイのポイントへ

この日、まずは西に20分ほど航行し、マダイとハナダイのポイントへ。水深は65mほどでオモリは80号でとのアナウンス。

ハリス5号4.5mの空針仕掛けにオキアミをセットして、2m底を切り、コマセを巻きながら底から8mの指示棚までビシを上げる。

今回の釣行では、あわよくばお食い初めに使えるようなタイを釣りたい。

ところが全く反応なし。しばらくして左舷大トモのベテランらしき方が1kgはありそうなマダイを上げるも、他の釣り人にはアタリもない様子。結局いつのまにかかかっていたベラを除き、何も釣れずに移動。

今日は渋い予感…イシダイ狙いへ

次のポイントは江ノ島沖のイシダイのポイントで水深25mほど。ここは前回イシダイ以外にもチヌやイナダも多かった場所でした。

ところが今日はこちらも沈黙。4.5mの空ばり仕掛けから4号2.5mのウィリー仕掛けに変更してみましたが、反応なし。またしても大トモの方が中型のチヌをあげていましたが、左舷では他に釣果はなし。これはまずい…

あまりの寒さに、手がかじかんで感覚がなくなってきました。今日乗船した船は、イスのところに温水を循環させるパイプがあり、そこは触り続けるとやけどするぐらいに熱々。手先を温めるのに重宝しました。

それでもコマセを触ったりして手や手袋が濡れると、体温が奪われ、温水パイプを触っても熱いのかどうかわからないレベルまで感覚がなくなりました。体の防寒はしっかりしてきたものの、手が甘かった…

9時半ごろに早々にコマセの部を切り上げてアマダイに。前回は11時ごろまでコマセだったのでかなり早い。船内からは「はや~い!」との声も上がっていました。

ボウズのままアマダイ釣りへ

20分ほど走り、水深80mほどのアマダイのポイントへ移動。やはりこちらも反応は薄い感じでした。それでもミヨシのベテラン、トモ側のビギナーらしき方も2尾ずつアマダイをあげ、大トモではイトヨリも上がっていました。

我々も底を1m切り、さらに1mほどゆっくり上げ下げする基本的な誘いでアタリを待ちますが、反応はありません。エサが残ってくることがほとんどです。

1時間ほどして小さなアタリでクラカケトラギスが1尾…なんとかボウズは免れましたが、本命の顔を見たいところ。

ようやく待望の大きなアタリ

その後、何もないまま12時を過ぎたころ、底を1m切って仕掛けを潮になじませること数秒後に待望の大きなアタリ、聞き上げて合わせ、慎重に巻き上げると…

ホウボウ
何とかお土産をゲット

30cmほどのホウボウ。本命ではないものの、美味しいゲストで少し気が楽になります。(帰宅後、ホウボウもお食い初めの魚として使われることも多いことがわかり、何とか今回の釣行の目標を達成できました。)

次の1投、ホウボウと同じタイミング小さなアタリがあるも乗らず。

アマダイを2尾あげたビギナーの方は、中乗りさんのアドバイスを受けてゆっくりとした誘いで釣果をあげていました。

それを見て、今日はあまり動かさない方がいいのか?とステイを長めにとり、ゆっくりと誘ってみるも、その後アタリはなく、13時30分ごろ沖上がりとなりました。

惨敗の2021年初釣り

結局、筆者は船釣り初の本命ボウズ、筆者同様の船釣り経験の友人Mはアタリもほとんどなく、船釣り初の完全なボウズ。

渋かったとは言え、前回釣果の上がったやり方が全く通用せず、過去最悪の結果に…

しかし、渋い中でも数は少なくとも良型を釣る人もいます。タナの取り方か、コマセの撒き方か、仕掛けの種類か、何が違うのか今日は答えが見つかりませんでした。

もう一点、釣果に直接関係はないかもしれませんが、手の防寒が甘かったのが反省点。過去最も寒い日に釣行しましたが、手袋が濡れると瞬く間に体温が奪われ、感覚がなくなります。今シーズンは厳寒期の釣行はもうないと思いますが、来シーズンはしっかりと準備して臨みたいところです。

この日の釣果

ホウボウ 30cm×1尾

クラカケトラギス 16cm×1尾

ホシササノハベラ 15cm×1尾(リリース)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。