【釣行記・前編】2020年の釣行を振り返る⑦:2020.9.20 手漕ぎボート(三浦半島・小網代湾 油壷釣船組合)
目次
手漕ぎボートに挑戦
今回と次回三浦半島南西部の小網代湾にて、手漕ぎボートに挑戦した釣行を2回に分けて振り返ります。今回は乗船までの経緯をまとめました。
4連休、混雑を避けるには…
前回の2020年6回目の釣行の翌週は、シルバーウィークの4連休。
いつもの友人Mと釣りに行く予定も、4連休ともなると岸釣りであれ船釣りであれ混雑は避けられません。
2週連続の釣り船はお財布的に良くない。かと言って、岸釣りは釣り座の確保が大変。
そこで、お財布にやさしく釣り座の確保の心配もない手漕ぎボートに乗ってみることにしました。
三浦半島の手漕ぎボート事情
手漕ぎボートは、船釣りや岸釣りに比べるとマイナーですが、東京湾と相模湾に面する三浦半島には手漕ぎボートを貸し出しているところがかなりたくさんあります。
東京湾側では金沢八景、大津、走水や金田湾の辺りに、相模湾側では鎌倉、葉山などに貸しボート屋さんが複数あります。
それぞれ特徴があって、狙える魚や天候によって行き先を絞っていく必要がありました。
その中から、今回は金田湾の「釣りの浜浦」をチョイス。
こちらの貸しボート屋さんは、ポイントや狙える魚を示したマップを掲載していて、初めてでもわかりやすいです。
また、貸しボートは予約が可能なところと、当日先着順のところがあります。
当日先着順のところは、休日ともなるとボートが足らずに乗船できない可能性もあるため、できれば予約をしたい。
釣りの浜浦は、予約も受け付けているので、その点でも安心でした。
前回に続き、またしても…
ところが、予約を入れて迎えた釣行前日、ホームページを確認すると…
前回に続き、またしても天候に難がありそうです。
この時点で、出船できないことも覚悟。その上で、当日に電話で確認してみることにしました。
出船可能?とにかく現地に向かう
釣行当日の朝、現地に向かう車から、助手席の友人Mが釣りの浜浦に電話をしてみることに。
お店の方は、まだ薄暗くて海の様子がわからないので何とも言えないとのこと。
とりあえず行ってみるしかない、と受付開始時刻の6時ごろに現地に到着。
駐車場では、1組の方が出船の判断を待っています。程なくして、女将さんらしき方がお店から出てきました。
…「今日は風が強いので中止にします」とのこと。
陸上ではさほど強い風とも思えませんが、小さな手漕ぎボートには厳しいようです。
東京湾がダメなら相模湾へ
手漕ぎボートは大人2名乗りの小さな船体のため、釣り船なら問題にならない波や風でも出船不可となることもしばしば。
前日から怪しげな予報だったので、そんなこともあろうかと、すでにプランBを用意していました。
地形の関係上、同じ日に東京湾側では出船不可でも、相模湾側は出船できるということが往々にしてあります。
東京湾側は北風に弱く、相模湾側は南風に弱いという特徴がありますが、この日は北風。
そこで、地形的に北風に強い相模湾側でも、入り組んだ湾であることから特に風に強いことで知られている、三浦半島南西の小網代湾にある「油壷釣船組合」に電話をしてみます。
ところが応答がありません…
北風の東京湾でこの程度なら、小網代湾は問題ないはず。とにかく行ってみることに。
釣りの浜浦ではエサや仕掛けの販売をしていますが、油壺釣船組合ではアオイソメなどを販売していないこともあるようなので、ここでエサと仕掛けを調達。
エサや仕掛けの購入を済ませ、急遽金田湾から三浦半島を横断し、小網代湾へ向かいました。
紆余曲折を経て、ようやく乗船へ
油壷釣船組合の貸しボートは、ホテル京急油壷の下にある横堀海岸が受付・出船場所です。
ホテル京急油壷の手前には、「油壷駐車場」という公営駐車場(料金520円・公衆トイレあり)や、カフェに併設された油壷I.Sパーキング(料金510円)があり、これらに駐車可能です。
そこから少し歩き、急な坂道を降りて横堀海岸に向かうので、荷物が多い場合はカートなどがないとかなり苦しいことになります。(あっても帰りはかなり苦しいですが…)
油壺釣船組合の貸しボートは予約ができず先着順で、やはり日によってはボートが足りなくなり乗船できないこともあるそうです。
今日は金田湾を経由してからの到着、しかも4連休。
ボートがあるのか心配しながら6時30分ごろに現地に到着すると、出船を待つ方が2組。
砂浜には20隻ほどのボートが並んでいます。これなら問題ありません。
ほどなくして受付をするスタッフの方が船に乗って海から現れ、受付や料金の支払いを行います。
油壷釣船組合は、ホームページがあるにはありますが、情報はかなり古く、料金も現在とは異なっています。(電話番号は正確なものでした。)
ホームページでは料金が1隻3500円となっていましたが、当日は1隻4000円。バケツや小さなタモ網の貸し出しは無料です。
場所によってはエンジン付きのボートでポイントまで曳航してくれる貸しボート屋もあるようですが、ここは自力でポイントに向かいます。
受付の際に航行する際の注意事項や簡単なポイントの説明を受けた後、荷物を積み込んで乗船し、いよいよ出発です。
何とか出船へ…
実は筆者が三浦半島で手漕ぎボートに乗ろうと思ったのは今回が3回目。
これまでの2回は、いずれも悪天候で乗船できませんでしたが、3度目の正直でようやくの出船にこぎつけました。
釣行の模様はこちら↓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。