【釣行記】ライト泳がせ釣行記(2021.11.13 茅ヶ崎港 一俊丸)
目次
ライト泳がせに初挑戦
今回は、茅ケ崎港・一俊丸より、ライト泳がせに初挑戦しました。
当日の予報
日の出:6時15分 日没:16時38分
満潮:13時21分
干潮:5時37分 19時51分
潮回り:小潮
天候:晴れ 風:北3m
波:1.0m→0.5m(茅ケ崎沖)
1年ぶりの一俊丸
ちょうど1年前にライトアマダイに乗船した茅ケ崎港の一俊丸。
同じ茅ケ崎港のまごうの丸には今年2回お世話になっているので、あまり久しぶりという感じはなかったものの、最近茅ケ崎港は駐車場がリニューアル。
以前は砂浜の駐車場で、荷物の持ち運びや着替えなどで不便でしたが、立派なアスファルトの駐車場が完成しています。
船宿や船着き場にも近くなって、かなり快適になりました。
駐車台数も増えたようで、以前は週末ともなると5時30分ごろにはほとんど駐車スペースがありませんでしたが、この日はまだ余裕があるほど。
当日はいつもより早めの5時15分ごろに到着し、受付へ。
一俊丸では、現在PayPayのキャンペーン中で、この日は予約割で500円引きとなった10500円の乗船料から、PayPayの支払いで更に2000円ほどのキャッシュバックがあり、お得です。
この日乗船する「ライト泳がせ」は、前半にエサ用のアジを釣り、後半に泳がせで大物を狙うスタイル。
餌釣りはサビキが良いとのことで、1組を持参したものの、オマツリやイナダに食われたりで予備が必要になりそうだったので、サビキを船宿で購入するつもりでしたが、なんとメーカーにも在庫がない状況で売り切れとのこと。
サビキがダメになったときのためは手持ちのビシアジの仕掛けを使うことにして、付けエサのオキアミを購入し、サビキの手持ちがなかった同行者の友人Mとシェアすることにしました。
一俊丸は、釣り座を決める早朝のくじ引きに参加しなければ、船宿の方で釣り座が指定されるので、名簿で座席を確認し、船に向かいます。
この日は満船ですがライト泳がせは定員18名と、余裕をもって設定されています。
指定された釣り座がたまたまミヨシから2席だったこともあり、かなりゆったりと釣りを楽しめました。
この日はレクチャーを希望していたところ、希望者は全員右舷に集められていたようで、餌釣りのコツについて船長のレクチャーを受け、定刻の6時半に出船しました。
天候は快晴。風もない絶好の釣り日和
当日の釣り模様
慌ただしい餌釣りタイム
船は西に進路を取り、20分ほどで大磯沖のポイントに到着。
船長によると、泳がせ用に最低10尾、できれば15尾はアジが必要とのこと。
水深は33m程度で、30~20mあたりにベイトの反応有とのアナウンスでスタート。
7本バリの船用サビキに40号のオモリをセットし投入すると、潮がかなり速く、あっという間に流されてしまいます。
ベイトの群れの動きも速いらしく、1投で反応が消失。
最初の1時間は「投入→回収→移動」を繰り返すマルイカ釣りのような状況でした。
レクチャーでは、船長が「とにかく仕掛けを動かし続けないと食ってこないよ」と繰り返し強調していたので、タナの下限からコマセを撒き、小さなしゃくりを入れたりデッドスローにしたりしつつ1.5m程度巻き上げ、コマセを撒く…という誘いを繰り返します。
アナウンスと同時に投入し、アジの足を止めるためにしっかりコマセを撒くことを意識して誘っていると、餌にちょうど良いサイズのマルアジが時折ヒットしてきます。
1時間経過時点で筆者がマルアジ7尾と、9時半ごろまでの餌釣りタイムに10尾は確保できそうな勢い。
他方、ウィリーで狙っていた友人Mはかなり苦戦し、この時点でわずか2尾と、仕掛けの差が如実に出ていました。
ここから、潮が徐々に緩み始め、群れの動きもやや落ち着き、3回ほど投入できる流しも増えてきます。
1尾かかってからゆっくり巻き上げると、追い食いしてくることも多く、ダブル、トリプルもあって、30分ほどで15尾まで数を伸ばせました。
ただ、青物も回り始めたようで、追い食いを狙っているとエダスごとアジがひったくられること4回…
最後はサビキの針が3本まで減ってややペースダウンしたものの、餌釣りタイム終了の9時30分までにマルアジやムロアジを20尾確保できました。
ここからが本番とは言っても、この餌釣りタイムも楽しい時間でした。
落とし込みは不発、泳がせに切り換えた途端…
9時半になり、船長から泳がせの許可が出ました。
しばらくはベイトのいる場所をやるとのことで、エサが足りなければ餌釣りを続行しても構わないとのこと。
筆者のアジの数は十分でしたが、友人Mが7尾と、アジをシェアする必要がありそうだったので、まずは落とし込みサビキで狙ってみることにしました。
ただ、先ほどのように群れを追いかけるわけではないからか、全くアジがかからないまま。
そうこうしているうちに、周囲ではワラサやイナダが数尾取り込まれていきます。
2回目の投入も反応がなかったので、ここで落とし込みは諦めて泳がせに切り換えました。
アジの上あごの硬い部分に針を通し、投入。
この日のタナは常に底から3mで、底が根や漁礁の場所を流すので、上からのタナ取りです。
指定のタナに到達、キーパーに竿をセットし、一息ついた途端、竿先が大きく揺れる前アタリが…
5秒後には、竿が真ん中から海面に向けて引き込まれました。
合わせを入れると、魚が一気に走り出し、道糸が引き出されていきます。
大人しくなったのを見計らって、巻き上げますが、残り10mまで来るとまた海底に向けて猛ダッシュ…
この日は大物とのファイトに備え、餌釣りでいつも使うシマノの「バルケッタBB」ではなく、ジギング用に購入したダイワの「ティエラA IC」を使用。
ドラグが滑らかに出て行き、いい仕事をしてくれます。
10mまで浮上させ、また振り出しに戻ること2回、5分ほどかかってようやく浮上してきたのは…
沖上がり後に検量すると2.5kg、58cmのカンパチでした。
経験したことのない引きで、わずか5分でへとへとになってしまいました。
MHクラスのロッドでPE2号、自作のハリス7号仕掛けというライトなタックルで獲れたので喜びも倍増です。
前アタリはあるものの…
幸先良いスタートでこれはまだまだ釣れるのではと思いきや、ここがこの日のハイライトでした。
その後は徐々に東に移動しながらポイントを周っていくと、時々アジが暴れる前アタリがあり、固唾を飲んで食い込むのを待つものの食い込まず…という状況が何回もありましたが、ヒットしません。
前アタリがあれば道糸を送り込んでみたり、逆にテンションをかけてみたり、アタリがなければ10mほど巻き上げて落としなおしてみたりと、あれこれ試してみましたが、効果なし…
沖上がり1時間ほど前に友人Mが1.7kgのヒラメをゲットし、2席後方でもヒラメが2枚取り込まれましたが、筆者の竿は最後まで海面に突き刺さることなく、13時30分に沖上がりとなりました。
強烈な引きを堪能
泳がせの釣果としては1尾のみでしたが、カンパチの強烈な引きを堪能でき、その後もヒットはなかったものの前アタリの度にワクワクでき、満足の行く釣行でした。
ダブル、トリプルを狙ってアジを釣りあげる餌釣りの時間も楽しく、好天にめぐまれたのもまた良かったですね。
待ちの時間が長いので、天候が悪いと逆にかなり辛い釣りになりそうですが…
この日は餌釣りの最中に4回ほどアジがひったくられ、泳がせ開始直後に青物のヒットが集中したこともあり、イナダやワラサはある程度数が釣れるものかと思いましたが、後半はほとんどヒットがありませんでした。
カンパチに加えてヒラメやワラサが1尾でも釣れてくれれば文句なしでしたが、それは贅沢というものでしょうか。
ベイトが釣れる時期だけの釣り物なので、今年はもう乗船の機会はなさそうですが、また出船することがあれば乗船したい釣り物がまた一つ増えました。
春にはイワシを餌にしたライトヒラメがあるので、来年はそちらに挑戦してみるのも良さそうです。
この日の釣果
カンパチ 1尾(58cm、2.5kg)
アジ 20尾
タックル
ロッド:シマノ ライトゲームBB TYPE73MH195
リール:ダイワ ティエラA IC 150LーDH
道糸:シマノ タナトル4 2.0号150m
最後までお読みいただき、ありがとうございました。