【美味しいゲスト】アマダイより美味?なヒメコダイ(アカボラ)

ライトアマダイ船の裏本命?

先月のライトアマダイ船では、本命ボウズに終わったものの、いろいろと初めての魚に出会えました。

中でも、相模湾ではアカボラと呼ばれるヒメコダイは、以前から食べてみたかった魚。

相模湾のヒメコダイ
アマダイと同じタナで釣れるとされ、この魚が釣れたらタナが合っているとか…

ライトアマダイ船では本命のアマダイのほか、オニカサゴだと喜ばれる方が多いようですが、ヒメコダイはリリースされる方もよく見かけます。

ただ、美味しいという話をよく耳にするので、今回釣れた3尾は味を楽しみに持ち帰りました。

素晴らしい見た目

今回釣れたのは20cmほどのものが2尾と、10cm程度の幼魚が1尾。

一俊丸・ライトアマダイ船の釣果
水深が深いと弱ってしまうので、小さなものも持ち帰ります。

最大サイズが20cm程度とされているので、2尾はヒメコダイとしては大型ということになります。

見た目は真っ赤で縁起が良いとも言えますが、やや派手すぎるのが敬遠される理由でしょうか。

一方さばいて見ると、身の方は美しい乳白色です。

釣りたては透明感があるようですが、今回は一晩寝かせたので白くなったようです。

最大サイズの1尾は3枚におろしたものを刺身と焼き霜造りに。

ヒメコダイの刺身と焼き霜造り
赤と白のコントラストがきれいです。

やや小ぶりのものは3枚におろして天ぷらに。

ヒメコダイの天ぷら
見た目は高級魚顔負け?

味も高級魚に匹敵

まずは刺身をいただくと…白身なので一晩寝かせてもまだしっかりと歯応えがあって、ほんのり甘味と魚の旨味もあって非常に美味です。

一方焼き霜造りは、熱が加わって身の歯応えが控えめになりつつも、そこに皮の旨味と食感が加わってまた違った美味しさがありますね。

最後に天ぷらは、ふわふわで天つゆ、塩ともによく合います。

大きな魚ではないので切り身が小ぶりになりますが、それでも食べ応え十分。

最近では豊洲でも人気の天ぷらネタになっているようですが、それも納得の味でした。

釣れたら持ち帰り必須

ライトアマダイ船の定番ゲストのヒメコダイ(アカボラ)ですが、食べてみるととても美味しく、「味良し見た目良し」な魚でした。

特に刺身や焼き霜造りはアマダイを上回る味ではないかとさえ思えるほど。

本命じゃないからとリリースしてカモメの餌にするには余りにも勿体無い魚です。

船釣りでは本命以外の魚はあっさりリリースする方をけっこう見かけますが、筆者は基本的になんでも持ち帰るタイプです。

今後もこれは、というゲストが釣れたら紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。