【釣行記】京都府 田井観光フィッシング【海上釣堀】
今回は、京都府宮津市の海上釣堀「田井観光フィッシング」での釣行記です。
目次
丹後に遠征も悪天候で出船中止…
行動制限のない夏ということで、今年は関西在住の友人とともに、コロナ前から計画していた、京都府北部・丹後でのジギング遠征を実行することにしました。
小型船を友人とともに3名でチャーターし、ジギングやタイラバで青物やタイを狙うということで、タックルも準備。
ところが、予報が芳しくなく、これは中止もありえると思っていたところ、前日の朝に船長から中止の連絡…
ただ、前泊の宿を予約していたこともあり、丹後で釣りはやろう、といろいろとリサーチ。
そこで見つけたのが、田井観光フィッシングでした。
天橋立に近い宮津市にある田井観光フィッシングは、海上釣堀でマダイやメジロ(ワラサ)が釣れるほか、沖の防波堤やイカダへの渡船、係留した船で釣る「カセ」なども行っています。
今回は陸っぱりの準備をしていなかったこともあり、レンタルタックルが使える海上釣堀を選択。
海上釣堀は前日予約が必須とのことで、前日に予約の電話を入れ、前泊のため丹後に集合しました。
まさかの貸し切り
当日は8時スタートとのことで、時間に合わせて現地に向かいます。
Googleマップ上には、田井観光フィッシングが2箇所に存在しますが、釣堀や渡船の受付は「田井観光フィッシング&鯛料理」の地点にあります。
到着し予約した旨を伝えると、この日は他の予約がなく、貸切とのこと。
事務所内の券売機で料金(海上釣堀11000円、レンタルタックルは2000円)を支払い、必要なエサを購入します。
エサはタイ用のダンゴと、冷凍イワシが600円から。
スタッフの男性は、口数が少ないながら親切にいろいろと教えてくださいます。
我々は事前にシバエビと冷凍アジを入手していたので、とりあえずこれを使うことに。
仕掛けは1本針に4号ハリスがついたシンプルなもので、5組300円で購入。
タックルを借りて、釣り場に向かいます。
当日の釣り模様
まずは釣り方のレクチャー
3名とも海上釣堀は初めてなので、まずはスタッフの方にレクチャーしていただくことに。
ポイントは、釣れる場所とタナを探すこと。
その日によって釣れる場所は決まっていることが多いそうで、まずは前日釣れていた場所を教えていただきました。
釣り方はウキ釣りなので、後はタナを適宜調整しつつ、釣れるタナを探っていきます。
通常は釣り座を移動するのは好ましくないものの、今日は貸切なので自由に動いて釣れる場所やタナを探して良いとのこと。
また、釣れるときは急に餌取りが大人しくなり、本命が釣れてくるので、餌取りの動きに要注意。
魚は前日放流したメジロが4〜5尾に、我々のためにマダイが10尾ほど放流された状態でスタートです。
その瞬間は突然に…
前日釣れていた場所を中心に釣り座を決め、エサはメジロもタイも狙えるというシバエビでスタート。
餌取りが元気なのか、投入するとすぐに小さなアタリが絶え間なくあり、数分後に仕掛けを上げるとエビが抜け殻同然になって帰ってきます。
本命のアタリはありませんが、足元ではメジロがかなり浅いところを泳ぎ回っています。
見ていると、イケスの同じところに何度も姿を現すので、少し移動し、ウキ下を6mから2mほど上げてから投入。
2回ほどエサを交換し、投入し直したところで、ウキが海中に引き込まれました。
本命のアタリを確信し、合わせを入れると、一気に走り出した反応から、明らかにメジロです。
ところが、狭いイケスを走り回るメジロ…
「仕掛け上げて!」と叫びましたが、友人の反応が遅れ、メジロが友人の仕掛けの方へ…
オマツリを避けなければ、とドラグを締めた瞬間、プツリと嫌な感触を残し、ハリスを切られてしまいました。
メジロを逃し意気消沈も、タイの活性がアップ
この後、メジロの反応はなく、餌取りにエビが貪られる時間が続きます。
そうこうするうちに、友人Kがシバエビで3匹のマダイを連続でゲット。
場所は昨日釣れたと言われたまさにその場所で、そこに魚が固まっているようです。
シバエビも尽きてしまったので、受付でダンゴを購入し、マダイ狙いにシフト。
ところが、友人Kの竿にだけ本命がヒットする始末。
恐らくタナが違うのだろうと、ウキ下を全く同じ長さに揃えて、再度投入すると、すぐさまヒット。
2時間以上かかり、ようやく1尾目をゲットしました。
この場所とタナがこの日のキーポイントだったようで、ここから同じようにして本命のアタリが連発。
30分足らずで3人で12尾を釣り上げました。
時合は一瞬?
いくらでも釣れそうな雰囲気でしたが、放流されたタイをほとんど釣り尽くしてしまったのか、ある時を境にパタリとアタリが途絶えました。
すると、そこから餌取りが元気を取り戻し、また投入後すぐにエサがなくなる状態に。
この後、再度メジロ狙いに切り替え、冷凍アジなども試してみるものの、アタリはなく、終了時間となりました。
奥が深い海上釣堀
狭いイケス、放流された魚ということで、簡単に釣れそうな海上釣堀ですが、場所・タナ・タイミングが揃って初めて釣れる奥深い釣りでした。
海上釣堀と言えば、「特定の釣り座の常連ばかり釣っている」という口コミをよく見かけますが、今回はそれを実感。
ただ、良い場所にいてもタナが違ってはアタリが出ないので、上手い人しか釣れないという部分もありそうです。
今回はジギングが中止となって止むを得ず訪れた海上釣堀でしたが、お土産のタイをたっぷりゲットし、メジロの強烈な引きも楽しめました。
ジギングにはこれから毎年行こうということになったので、また悪天候で出船できないことがあれば、こちらにお世話になりたいですね。
この日の釣果
マダイ 12尾(3人の釣果)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。