【使用感】シマノ・パールフィットグローブ(チタニウムグローブ)【チタンコートグローブ】
目次
船釣りでチタンコートグローブを使用
12月、真冬の寒いシーズンに備えて、保温性と操作性に優れているとされるチタンコートグローブを購入しました。
購入したのは、シマノの「パールフィットグローブ」の指3本出しタイプで、価格は3500円程度でした。
こちらを12月のイシモチ船と、1月のライトアマダイ船での釣行で使用したので、今回はその使用感をまとめました。
見た目はかなり薄手、防寒性能は如何に…
購入したときの記事にも書きましたが、見た目、着け心地ともにかなり薄手な印象です。
掌は薄手の合成皮革の素材で、滑らずロッドもしっかり掴めて操作性は良さそう。
一方、手の甲の方は外側にポリエステル製の布、内側に「パールフィット加工」が施された「クロロプレン合成ゴム」という耐寒性に優れた素材。快適な肌触りと着脱性になっているとのこと。
サイズは、下記リンク先のシマノの目安表に従って手を計測し、Sサイズを購入したところ、ぴったりでした。
ただ、素材にさほど弾力がないので、脱ぐときは気を付けないと敗れかねない程度のフィット感です。
いざ釣行へ!耐寒性は如何に…
12月と1月の釣行は、ともにしっかりと冷え込み耐寒性を試す絶好の機会でした。
当日の天候は、
- 12月(イシモチ船):晴れ、最高気温10度、最低気温0度、風2~7m
- 1月(ライトアマダイ船):晴れ、最高気温9度、最低気温3度、風2~4m
で、朝はしっかりと冷え込み、イシモチ船の日はお昼ごろから冷たい風にもさらされました。
参考までに12月のイシモチ船は、同行した友人が「手がかじかんで餌を付けるのが辛かった」という感想を漏らす程度の寒さでした。
操作性:◎
操作性は、予想通り全く問題なく、グリップがしっかりと効く分、素手よりも釣りがしやすいほどでした。
購入したのが指先が3本露出しているタイプなので、仕掛けの交換や餌を付ける作業も全く問題なし。
脱ぐのがやや面倒な程度のサイズ感ですが、握ったりリールを巻いたりという手の動作には影響がない程度には伸縮性が確保されています。
保温性:◎
薄手ながら、想像以上の保温性に驚きました。
イメージとしては、自分の手が発する熱が手袋の中にしっかりとこもり、手を温めてくれるという感じでしょうか。
チタンコートグローブとしては中程度の価格帯のものかと思いますが、素手で釣りをするのとは雲泥の差があると思います。
防風性:△
操作性、保温性とも優れているこの製品ですが、弱点に「風に弱い」ところでしょうか。
12月のイシモチ船の後半は釣りがしにくい程度の風が吹いてきましたが、手が風に晒されると手先が一気に冷えてしまいました。
一方でその状態からでも、手に風が当たらないようにすると、あっという間に手に暖かさが戻ってきたので、やはり保温性は抜群です。
風が強いと辛いですが、ときどき手をポケットに入れたり、身体で風を遮ったりすれば大きなマイナスポイントにはならない印象ですね。
防風性能が高い製品としては、シマノであれば「ネクサス防風グローブ」という製品が5300円程度で販売されています。
こちらは保温性はあまり前面に押し出していないようですが、価格が2000円程度上がるので暖かさが気になるところです。
メンテナンス性:〇
パッケージ、手袋本体やシマノのウェブサイトに洗濯表示が見当たりません。
そこで、使用後に洗濯用洗剤を薄めたぬるま湯で手洗いしてみましたが、特に問題ありませんでした。
天然皮革に水はNGですが、合成皮革の場合はぬるま湯に中性洗剤であれば問題ないようです。
ただ、これまでは比較的汚れの少ないアオイソメやオキアミを使った釣りでの使用でした。
コマセのような匂いの強い汚れがつくと、漂白剤を使って汚れを落とす必要も出てきそうです。
一般的に、合成皮革に塩素系漂白剤はNGで、酸素系漂白剤を使って短時間ですすぎ落すのが無難なようです。
釣りに使うと毎回汚れることを考えると、そこまで匂いに神経質になる必要もない気がするので、気軽に洗剤で水洗いできるだけで十分かもしれませんね。
耐久性:?
これまで2回しか使用していないので耐久性はまだなんとも言えませんが、今のところ掌の皮の部分は全く傷んでいません。
サイズがフィットしていると着脱の時に破れるリスクがけっこうありそうですが、この点に気を付ければ冬の1シーズン4~5回程度の釣行であれば十分使えそうです。
ただ、皮素材は使わない間にけっこう劣化することもあるので、次のシーズンまで使えるかどうかが気になるところ。
頻繁に釣行しない場合、1シーズンで終わってしまうとかなりコスパが悪くなってしまいますが、どうなんでしょうか…
冬の釣りの必須アイテム?
2回使ってみた感想としては、操作性、保温性が想像以上に優れていて、これから冬の釣りには手放せなくなりそうです。
今のところ耐久性は未知数ですが、3500円ぐらいだと、1シーズン4~5回の釣行で使いつぶすにはちょっともったいないですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。